看護師に人気がある職場の問題点は、定着率がいいために人が変わらないことです。定着率がいいのは良いことなのですが、長年人が変わらないと、進歩や発展が少なくなります。

新しい発想がないために、過去と同じことを繰り返すことになります。そうなると、新しいことに取り残される可能性があるのです。

そうした問題を改善するためには、当然ですが定期的に人を入れなければなりません。まあ、同じ職場であっても、別の役割や別の仕事があります。その仕事の振り分けを変えるだけでもいいです。新しいことをすれば、別の発想や考え方が生まれるものです。そして新人を定期的に入れると、新しい風が吹きます。それによって、仕事の仕方が変わるかもしれません。

とはいえ、その一方で看護師の人手不足は深刻化しており、ほとんどの病院が、人気がある職場にしたいと奮闘しています。そういった病院が、本気で人を集めたいと思うのであれば、人気が高い病院のやり方をそのまま取り入れていくといいでしょう。

また、看護師の離職理由としてよく挙げられるのが人間関係です。人間関係が良いだけで、どんなにきつい仕事も協力しながらこなせるものです。人間関係の現状を調べて、悩んでいる人がいればすぐに相談できる体制を作ると良いでしょう。

基本的に人間関係が良い職場になれば、人材が職場とのつながりを感じるため、退職者は少なくなります。1人でも多くの看護師を定着させたいなら、そんな居心地の良い場所を作ることが先決です。